一生の宝物になる赤ちゃん。病院からお家に迎える際に準備万端で迎えたいですよね。準備するものが多すぎて何から用意すればいいかわからないという人は多いのではないでしょうか。
身近に聞ける人がいれば問題ありませんが、そうでない環境の人も多いはず。この記事ではベビー用品を選ぶ際に気をつけるべきことや、準備しておきたいおすすすめのベビー用品を紹介しています。
「赤ちゃんのために万全の状態でお迎えしたい」「もしもの時のために不足がないようにしっかりと備えておきたい」と考えているママ・パパはぜひ参考にしてください。
ベビー用品を選ぶ際に気をつけること
大事な赤ちゃんのために用意するベビー用品。できることならば失敗したくないと誰しもが思うはずです。しかし、初めてのことばかりでどのような点に注意すればいいのか分からない人がほとんどです。
失敗した買い物をしないためにもベビー用品を選ぶ際の注意点をまとめました。これから赤ちゃんをお迎えする人は是非参考にしてください。
多めに数を用意する
想像しているよりもベビー用品の消費は激しく、お父さんお母さんも育児に慣れていないため失敗も多くなってしまいます。そのため衣類やおむつ、ガーゼハンカチなどの消費が非常に激しく、替えを多めに用意しておいた方が良いでしょう。
実際に商品を購入する際の量を見て「こんなに多く使うの?」と疑問に思うかもしれませんが、実際に育児をしてみると用意しておいて良かったと感じるはずです。予算が許す限り予備を用意しておきましょう。
肌触りがいいものを選ぶ
赤ちゃんの肌は敏感でデリケートです。お母さんの体から出てしばらくは外部から守る抵抗力がほとんどありません。赤ちゃんの肌につけるものはできるだけ肌に優しいものを選びましょう。
幼児期にしっかりお肌のことを考えた衣類や用品を選んであげることで、大きくなった時にお肌のトラブルを抱えにくくもなります。大事な赤ちゃんの未来のためにも肌触りがいいものをできるだけ選びましょう。
赤ちゃんはすぐに大きくなるので衣類は注意する
赤ちゃんの体は想像以上に大きくなります。先月まで着れていた服がもう着れない…そんなことは日常茶飯事。親としては嬉しいことですが、家計には大きく響いてしまいます。
赤ちゃんの成長スピードを表にしてまとめましたので、衣類を用意する際は注意して購入するようにしましょう。
期間 | サイズ |
3か月まで | 60cm |
6か月まで | 70cm |
1歳まで | 80cm |
※あくまで目安ですので、実際の赤ちゃんの成長に合わせてご用意ください。
出産前に用意するべきベビー用品
赤ちゃんが生まれるとしばらくは自由に買い物に行くことができません。特にママは赤ちゃんにつきっきりになるので、買い物を完全にパパに頼むシーンも出てきます。
事前に用意しておけるベビー用品を揃えておくことで、後からの買い足しをしなくてもよくなります。事前に準備しておけるベビー用品を把握しておき、バタバタしないように対策してきましょう。
短肌着

短肌着は赤ちゃんが最初につける肌着で、かなりの頻度で交換することになります。4~5枚程度を用意することが推奨されていますが、それより多く用意しても十分すぎるほどです。
生まれたばかりの赤ちゃんに使う肌着ですので肌触りの良いものを選びましょう。かなり小さいので複数枚一気に洗うことができ、すぐに乾きやすい分何度も取り換えることになります。
長下着・コンビ肌着

長下着とコンビ肌着は生後3ヶ月程度経った赤ちゃんに使います。自由に足をバタバタできる作りになっていますので、成長して自分の足を自由に動かせるようになった赤ちゃんにぴったりです。
こちらの肌着も肌触りがいい生地のものを選ぶことをおすすめします。基本的に赤ちゃんの肌着は肌に優しいものを選んでおいて間違いありません。
ロンパース

ロンパースはおむつが替えやすいように股下にボタンがついていて簡単にオムツを交換することができます。おなかが出ない作りになっているため、うっかりおなかが冷えてしまう事態を避けることができます。
非常に使いやすいものの実際に使用するのは3が月ごろと赤ちゃんの体が大きくなりやすい時期と重なるため、事前に用意しすぎると赤ちゃんのサイズに合わない可能性があります。事前に購入する場合は数枚程度に抑えておきましょう。
プレオール

股下がわかれた赤ちゃん用の服で、デザインも豊富です。かわいいプレオールを選んであげれば育児がより一層楽しくなります。サイズが大きく変わる時期に着るものなのですぐに使えなくなる可能性を考慮して必要数を用意しましょう。
おくるみ

おくるみは退院時に赤ちゃんを包んで外気から守ることができる他に、冬場であれば赤ちゃんの防寒着として活用することもできます。ちょっとしたお出掛けの際に包んであげることもできますし、赤ちゃんを横にする時に下に敷くシートとしても使うことができます。
3か月頃までしか使いませんので、赤ちゃんが産まれる時期によってはまったく使わない場合もあります。時期をみて購入するか検討しましょう。
ソックス

赤ちゃんの足を守るためにもソックスは必需品です。赤ちゃんによってはソックスを嫌がる子もいるため、あまり多く用意するのはおすすめできません。肌触りが良いものを選んであげれば履いてくれる可能性が高くなるので、できるだけ肌触りが良いものを選びましょう。
まだお靴をはくことができない赤ちゃんにとってお外に出る際に唯一足先を守ることができる靴下。必ず用意する必要がありますが、足が大きくなるスピードは早いので用意しすぎには注意しましょう。
スタイ(よだれかけ)

スタイはデザインが可愛いものが多くつい集めてしまいがちですが、赤ちゃんによってはまったく必要がない場合もあります。体が大きい子にいたっては市販のスタイが装着できないことも。
デザインにこだわらなければガーゼハンカチでも代用できますので、スタイは必ずしも必要というものではありません。さらに出産祝いの定番としてスタイは選ばれやすく、もらいものだけで必要数が揃ってしまった…となる場合もあるのです。
ガーゼハンカチ

ガーゼハンカチは赤ちゃんの吐き戻しやお口周りを拭いたりなど様々なシチュエーションで使うことができます。10枚程度を用意することが推奨されていますが、さらに多くよういしていても困りません。
ガーゼ素材なのですぐ乾くから回転数は問題ないと考えるかもしれませんが、想像している以上にガーゼハンカチの出番は多く、間に合わない可能性があります。お出かけの際にも 相当量使いますので、たくさん替えを用意しておきましょう。
紙おむつ・おしりふき
出典:Amazon.co.jpおむつはどれだけあっても困ることはありません。切らしてしまわないようにできるだけ多く用意しましょう。しかしあまりにも用意しすぎてしまうと赤ちゃんの体のサイズが先に大きくなってしまい余ってしまう可能性もありますのでご注意ください。
おしりふきはオムツを交換する際に一度に大量のオムツ拭きを使う他に、ちょっとした拭きものに使えたりと意外と万能に使えるのです。できるだけ多めに用意しておくことをおすすめします。
おしりふきのフタ

意外と用意されないのがおしりふきのふたです。おしりふき自体に簡易的なフタになるシールは付属されていますが何度も使っているとボロボロになってしまいます。
その点おしりふきのフタは何度開閉してもボロボロになることはなく、デザイン性も高いので赤ちゃんが好きなキャラクターもののフタを用意してみてもいいでしょう。
ベビー用衣料洗剤

赤ちゃんの肌は大人の肌よりもデリケートです。赤ちゃんの肌着や服を洗う際はベビー用衣料洗剤で洗うことをおすすめします。大人用衣料洗剤ですと、ものによってが赤ちゃんの肌にとって刺激が強く炎症を起こしてしまうことも。
水道代はかさんでしまいますが、大事な赤ちゃんのお肌のためです。大人の衣類とは分けて洗濯して、赤ちゃんのお肌に配慮しましょう。
おむつ用ごみ箱

まだミルクしか飲まない時期の赤ちゃんのおしっこやうんちは悪臭とはいかないまでも、やはり臭いがしてしまうものです。おむつ専用のごみ箱を用意することで臭い問題を解決できます。
乳児期の赤ちゃんのおむつを替えるスピードはとても早く、1時間に1回や多いとそれ以上の頻度で変えることも。小さいごみ箱ですとすぐにいっぱいになりますので、できるだけ大容量のごみ箱を選びましょう。
ベビーバス

赤ちゃんを安全にお風呂に入れるのであればベビーバスは必須です。大人用の入浴剤は赤ちゃんにとって刺激が強すぎるので、沐浴剤を入れたベビーバスを使ってあげましょう。1月程度しか出番はありませんが、この時期しかできない経験でもあります。
沐浴剤

乳幼児期の赤ちゃん専用の入浴剤である沐浴剤。体だけでなく頭も洗うことができ、肌に残っても被れることはありません。デリケートな肌の赤ちゃんにとって必要不可欠なのです。
石鹸ほどの洗浄力はないため、しっかりと体を洗ってあげる必要があります。十分な保湿効果がありますので、乾燥しやすいお風呂あがりに大活躍します。
ベビーローション・オイル・パウダー

赤ちゃんの肌は何もつけなくてもスベスベのモチモチ肌ですが、ケアしなければ当然ながら負担がかかってしまいます。
お風呂上がりにベビーローションやオイル、パウダーを使うことでしっかりと保湿し、乾燥を防ぐことが重要です。大きくなってからお肌のトラブルを抱えさせないためにも、赤ちゃんのころからお肌のケアを徹底しましょう。
鼻吸い器

赤ちゃんは季節に関係なく風邪を引いてしまうものであり、大人と違って鼻をかんで鼻水や痰を自分で出すことができません。鼻吸い器がなければ苦しそうに口呼吸をする赤ちゃんを病院に連れていくしか方法がなくなるのです。
鼻吸い器は電動・手動とありますが、手動でも問題なく使用することができます。むしろ鼻吸い器の感覚は赤ちゃんにとって苦痛であり、大きな電動音がなる電動の鼻吸い器を怖がる傾向があります。
手動の鼻吸い器は自然とママやパパの顔が近くなるので赤ちゃんも安心しやすく、嫌がることなく使わせてくれる場合があります。
ほ乳瓶

完全母乳での育児でない限り、ほ乳瓶は必須のベビー用品です。完全母乳でも念のためほ乳瓶を用意しておくと安心です。急に母乳の出が悪くなってしまった時に活躍してくれます。
新生児期は吐き戻してしまったことも考えて、3本程度はあるといいでしょう。消毒にも時間がかかってしまいますので余裕をもってきれいなほ乳瓶を使うためにも多く用意しておくことが肝心です。
粉ミルク・液体ミルク

ほ乳瓶を買うのであれば、粉ミルク・液体ミルクは必須です。新生児期の赤ちゃんは何度も吐き戻してしまうこともあり、予想以上に何度もミルクを作ることになるケースがあります。
粉ミルク・液体ミルクがなければ母乳しかなく、母乳もなければ赤ちゃんはおなかを満たすことができません。セットで売っている粉ミルクを買い、できるだけミルクの予備が切れないようにしておくことが鉄則です。
ほ乳瓶ブラシ

ほ乳瓶の形状はスポンジだけでは洗いきれず、隅に残った汚れから雑菌が繁殖してしまう可能性があります。必ずほ乳瓶用のスポンジを買い、完全に洗えるようにしましょう。
ほ乳瓶消毒用品

ほ乳瓶はできることならば専用の洗浄機を買い、洗浄液に数時間浸して完全消毒するようにしましょう。手洗いだけでは完全に洗うことはできません。洗浄液を使うことで、雑菌の繁殖を防ぐことができるのです。
1回つけ置くとしばらくはほ乳瓶が使えなくなりますので、ほ乳瓶のサイクルを保つためにもほ乳瓶は2本以上用意しておくことで常にきれいなほ乳瓶を赤ちゃんに使ってあげることができます。
布団セット

できることならば赤ちゃん専用の布団セットを用意しておきましょう。大人と一緒の布団でも問題はありませんが、布団セットを赤ちゃん用の衣料洗剤で洗えるメリットや、必要最低限の一式が簡単に揃うので買い忘れを防ぐことができます。
防水シーツ

寝ているときに吐き戻してしまったり、おむつを替えているときに失敗してしまいお布団におしっこやうんちがついてしまうことは日常茶飯事です。お布団すべてを洗う必要性をなくすためにも防水シーツは用意しておきましょう。
防水シーツは乾きが遅い上に、何度も立て続けに失敗してしまう可能性も考慮して多めに用意しておくことをおすすめします。
ベビー枕

赤ちゃんの頭をきれいな形にするために、寝返りが打てない時期の赤ちゃんが枕で苦しい思いをしないためにもベビー枕はかならず用意しましょう。
赤ちゃんは汗っかきなので寝るたびに多くの汗をかいてしまいます。毎回ベビー枕をかえることができるように多めに用意しておきましょう。
必須ベビー用品一覧と必要数まとめ
ベビー用品 | 必要数 |
短肌着 | 5~6枚(多く用意しても◎) |
長下着・コンビ肌着 | 5~6枚 |
プレオール | 2~5枚 |
ロンパース | 2~3枚 |
おくるみ | 1枚 |
ソックス | 3~4足 |
スタイ | 3~5枚 |
ガーゼハンカチ | 10枚以上 |
紙おむつ | 1日/10~15枚 |
ベビー用衣料洗剤 | 1本 |
おしりふき | 6~8個 |
おしりふきのフタ | 1個 |
おむつ用ごみ箱 | 1個 |
ベビーバス | 1個 |
ベビーソープ・オイル・パウダー | 各1個 |
沐浴剤 | 1個 |
鼻吸い器 | 1個 |
ほ乳瓶 | 2~3本 |
粉ミルク・液体ミルク | 1缶/2~3本 |
ほ乳瓶ブラシ | 1本 |
ほ乳瓶消毒用品 | 1セット |
布団セット | 1セット |
防水シーツ | 2~3枚 |
ベビー枕 | 2~3個 |
まとめ
赤ちゃんのために揃えるベビー用品は星の数ほどあり、どの商品をどれだけ揃えればいいか最初はわからないものです。この記事を読むことで整理がつけば幸いです。
赤ちゃんの体の成長は早く、想像以上のスピードで大きくなりますので、身につけるものはあまり多く買いすぎるとほとんど使わないまま役目を終えてしまう危険性がありますので注意してください。
想像以上に消耗品を使うスピードは早いため、できるだけ予備を用意して切らさないようにすることが鉄則です。乳幼児期の育児は文字通り戦争のようですが、忙しい時期はこの一瞬しかありません。後のいい思い出に必ずなりますので、しっかりと事前準備を怠らないようにしましょう。